ついに相続税の基礎控除が引き下げになるようです。
本日の日経朝刊1面に記事が出てました。

現行の相続税の基礎控除額は
固定額…5,000万円
相続人一人…1,000万円
となってますが、この固定額分を3,000万円に引き下げるという旨の
記事になっておりました。

この基礎控除額ですが、以前から高すぎるので
改正すべきだとする議論がありました。

過去の相続税の基礎控除額の変遷を見ていくと
     固定額  相続人一人当り
  1973年 600万   120万
  1975年 2000万  400万
  1988年 4000万  800万
  1992年 4800万  950万
  1994年 5000万  1000万
という様に、日本の経済成長とともに増額されていたことが
見て取れます。

基礎控除が現在の金額になったのは、バブルの絶頂時
そこから全国の地価は1/3以下になっているのに
基礎控除額はバブル時のまま。
相続税の申告率はわずか4.2%
厳しい国の財政状態

となれば、当然いつ改正されておかしくない状態でしたので
相談うけて試算するような場合には、
その旨、注意を促すようにしていましたが、
今までに基礎控除を意識して相続対策されていた方は
今後見直しが必要でしょうね。

今後の改正情報には要注目です。