日本には、いわゆるタンス預金といわれるものが推計30兆円あると
試算されていますが、相続手続きでみなさん頭を悩ませてらっしゃるのが
このタンス預金の取り扱いだったりします。
そして税務署の税務調査もタンス預金に対しては
かなり神経質になってきています。

ただ納税者からしてみたら
「現金に名前は書いてないのだから、税務署にばれないのじゃない」
っと言うのが本音ではないでしょうか。

確かに少額で、コツコツと貯めたようなタンス預金の場合には
税務署が捕捉することは難しいかと思われますが
(勿論、だからと言って申告しなくても良いといってるわけではありませんよ)
ある程度まとまった金額の場合には注意が必要です。

税務署がタンス預金を疑うのは、次のようなケースの場合です。

① 被相続人の過去の収支から推測される貯まりから見て、実際の金融資産が少ない

   →過去の収支のデータは確定申告書やさまざまな資料でで税務署は把握しています。

② 被相続人の過去の預金の入出金から見て、行方不明の出金が多い
  
   →税務調査の際には、税務署は被相続人の入出金履歴を
    過去5年~10年取り寄せて不明点が無いかチェックしてきます。

③ 相続人や親族の過去の預金に不明な入金がある。

   →被相続人だけでなく相続人・親族の預金についても調査が及びます。
    過去にタンス預金から支出していると、常時タンス預金としてストックする傾向があると見られます。

④ 相続人・親族が近年家を建てたり事業を立ち上げた際に、出所不明な資金提供がある。

   →これも③と同じ

⑤ 相続後の相続人・親族の預金口座に、相続した財産以外の入金がある、
  あるいは相続税や相続に係る費用の支払いの出金が現金で行われている。

   →相続後の入出金についても税務署は目を光らせています。

そのほか、大量の旧札を新札に交換した情報なども、
税務署は定期的に入手しているとのことです。

今後政府が検討している納税者番号制度が導入されれば、
ますます個人金融資産の捕捉率は高まっていくものと思われます。

コーヒープレス

私かなりのコーヒー中毒です。
特に独立開業してからというもの、事務所で一人仕事していることが多く、
口がさみしいのか、コーヒーばかり飲んでます。

お勤めしていたころは、3時ごろになると、パートさんがコーヒー入れて
お菓子付きで持ってきてくれたんですが
現状、吉村税理士事務所は事務員がおりませんので、
自分で入れなければなりません。

あまりこだわりは無いとはいえ、インスタントはちょっと・・・とか贅沢なことを言って、
モンカフェみたいなドリップ式のを買ったりとか
駅前のスタバでコーヒー買って帰ったりとかもしてたのですが
うーんこれは、粉で買った方が経済的なのでは・・・
と考え購入したのが、
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このコーヒープレス。

スタバの店員さん曰く
ペーパー式のドリップは、どうしてもコクのある油分がペーパーに吸収されるので云々
コーヒープレスは、豆が直接お湯の中で踊るので云々
「じゃあそれにします。」といういつもながらの店員さん任せ

使い方は極めて簡単。
お湯を注いで、粗めに挽いたコーヒー豆入れて4分

ただこの4分というのが曲者で、
いくら気の長い私でも、4分間もただただコーヒープレスの前で
出来上がりをお待ちするっちゅう暇なことはできないわけで
ついつい広げている仕事なんかをしているうちに
「おーコーヒー忘れてたー」
ということが何度かあり、そこで活躍してくれるのが
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イマドキのケータイ電話です。
ケータイの機能って購入したころは、なんかいろいろと試してみますが、
結局、電話とメールしか使わないんですよね。
そのケータイのカウントダウンタイマー機能が
このコーヒーの4分間を計るのにとても重宝します。

まあ、ケータイ電話としては、いろいろな機能があるのに、
よりによってキッチンタイマーみたいなもんしか使わないといわれて
不本意であろうかとは思いますが、もはやケータイ無くして旨いコーヒー無しであります。

相続税の申告は、被相続人の死亡時の財産について行うものです。
つまり、亡くなった時点で、いくらの財産をお持ちだったかということ。

ここで問題になってくるのが、
①何が被相続人の遺産なのか?
②それがいくらなのか?
ということです。

遺産かどうかで、問題になってくるのが現金・預金です。
例えば、土地売却した代金の行方など。
大きなお金の流れについては、税務署は必ず掴んできます。

預金通帳や過去の確定申告書などを拝見しながら、
このお金はどこへ行きましたか?と税務署に先回りして
流れを掴んでおくことが、将来税務調査の際にとても重要です。

被相続人の死亡時の預金残高のみしか見ずに
お金の流れの検証を行わないような申告では、
申告後の税務調査で思わぬ追徴税を払うことになりかねません。

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